【体験談】新卒4ヶ月で退職し、きつかったけど人生なんとかなってる話

頑張って就職活動をし、念願の新卒入社。

これから頑張ろう！と意気込んでたら想像と全然違う…なんてことありませんでしたか？わたしもその内の1人。

なんと、新卒で入社した会社を4ヶ月(8月)に退職してしまいました。

そこでなぜ新卒で入った会社をたった4ヶ月で辞めたのか、経緯をお話しようと思います。

新卒で入社した会社ついて

入社した会社は携帯販売代理店を運営している専門商社でした。

全国で毎年何百人もの新卒の販売職社員を採用しており、1週間の新人研修が終わると各店舗に配属されます。

実は入社した会社、わたしが大学時代にインターンシップでお世話になっていた会社だったんです。

他も色々と見てる会社はあったけど、人事との面識も強く、この人たちと一緒に働きたいと思い入社を決めました。

最初は総合職を希望して面接を受けてましたが、結果は不採用。

販売職で一緒に働けないかと声がかかったことがきっかけでした。

今思えば多すぎだし、その時点で何かがおかしいと察するべきだったのかな…。笑

結局現場職での採用だったので人事と一緒に働くわけではなかったし、あの時は考えが甘かったなと痛感しています…。

なぜ辞めたの？

新卒で半年も経たずに退職した理由ですが、配属先の店舗で上司からのパワハラと強引でまるで人を騙してるかのような販売のやり方に嫌気がさしたからです。

内容を見るとこんな事で辞めたの？忍耐力がないな…って思われても仕方ありません。

ただ当時は心身ともにやられ、涙が止まらない毎日。食事も喉を通らないほどまで精神が追いやられていました。

ちなみにパワハラは一部の人たちだけでした。シフト制だったし、被らなければ問題なかったんだけど。

その一部の人がわたしに対して当たりが強く、お客さんの前で説教しては逆にお客さんになぐさめられることもありました。

その人とシフトが被った時は毎日のように説教が続きました…。

「そんなこともまだ覚えてないの？そんなんでお客さんの前によく立てるね。」とか「販売向いてないんじゃない？」など散々言われ、わたしのメンタルは徐々に削られていきました。

考えすぎだったのかもしれませんが…空回りをするわたしに対して周囲の社員も見る目が変わってきた気がしてました。

「できない新人が入ってきたなー」というレッテルを貼られたように感じ、ますますその場にいづらくなっていきました。

お客さんの前に立つことも怖くなりました。

また、携帯が不慣れなお客さんが機種変更などで来店された時は「オプション付けとくので不要だったら外してくださいね」と伝え、こっそりとノルマを稼ぐこともありました。

先輩社員からそのようにしないとノルマ達成できないからと言われたものの、当時は必死だったので嫌だなと思いつつ、こなすしかありませんでした。

元々わたしは人のためになるような、喜んでもらえるような販売をしたかったのに。望んでいたことと全然違う。

「もう販売職の仕事をしたくない」という気持ちの方が大きくなっていました。

毎日のように先輩たちより早く出勤し、バックヤードではなく1人暗い店内に出て練習していました。頭が回らず、パソコンに顔を隠すようにして涙していたこともありました。

業務終了後も、先輩社員と一緒にロープレをしていました。

こんな生活が毎日続きました。

朝起きたら仕事に行きたくなくて、泣くことはほぼ習慣になっていました。

行きの電車の中、店舗まで徒歩で向かう時も常に泣いていました…。

「働く」ってこんなに理不尽で大変なことだらけなんだなと、実感した瞬間でした。

辞める決意。退職までの道のり

自宅に帰ってからも泣いている姿を見て心配した家族が「辞めちゃっていいんじゃない？」と何度も声をかけてくれました。

そう言っては毎日のように励ましてくれた家族には大変感謝しています…。

退職しようと踏み切ったのは、入社して3ヶ月経った頃でした。

ネットで「新卒 入社 半年未満 辞める」などと検索しても全然ヒットせず、

せめて1年・3年は続けろ

という記事ばかり見つかりました。

さすがに「半年未満で辞めようとすることがおかしいのか」と思い悩みましたが、メンタルが限界でした。

ここで辞めるって言わないとさらに精神が参ってしまい、取り返しがつかないことになってしまう。

最悪、次の仕事が決まらなかったらパートや派遣社員で働きながら見つけたら良い…むしろ少しでも休息を取る時間を作っても良いのかもって思い、辞める決意ができました。

もう自分に自信は全くありませんでした。

とりあえず退職願をネットで書き方を検索しながら書いて、ファイルに入れて店長にこそっと渡した記憶があります。

辞め方なんて知らなかったので、その辺り新卒っぽいですよね。本当であれば、身近の上司に伝えるのが先なんでしょうけど。

内容としては、おそらく「すぐに辞めさせてください」的なことを書いてたんだと思う。

それを見た店長が慌ててわたしを誰もいないプレハブ小屋の休憩室に呼び出し、退職を止められました。

誰にも相談せず勝手に退職願を持ってきたんだから、止められるのは当然かもしれません。

休憩室でも大号泣し、休憩したいのに入れない人がいたからトイレに移動して1時間以上泣いてた記憶が。

そこから指導してくれた直属の上司との面談、再度店長との面談を経て、退職の意思を固めなかったので次はエリアマネージャーと店長の3人で面談をしました。

緊張しないようにとお店の隣にあったファミレスで1時間程度話したかな。

そこでも退職したい・もう無理と頑なに伝えました。

「店舗異動する？」とエリアマネージャーには言われましたが、異動したところでもうその時点では販売職に強い苦手意識が出てしまっていたため、わたしにとっては異動の選択肢はありませんでした。

最終的には本社にまで退職の話をしに向かいました。

大学時代のインターンでお世話になった人事と人事部長も登場。

「新卒入社者の中では1番長い付き合いがある。ここで辞めてしまうのは悲しいよ！」とか散々言われたけどお構いなし。

作り笑いをしながらも「辞めます」の一点張りでした。

さすがに向こうも折れてくれて、計5回ほどの面談を経て無事退職できることになりました。

退職してみて

店舗への最終出勤日は8/15でした。

まだ入社して半年も経ってなかったので有給休暇も付与されていませんでしたが、残りの公休と特別に有給休暇を10日間特別付与してくれたため、全消化する形で8月末に辞めることができました。

「やっと解放された…」という気持ちでいっぱいでした。

正直、先のことなんて全く考えていませんでしたが、解放されて気分はすごく晴れ晴れとしていました。

これからのことはなんとかなる、って思って休むことに専念しました。

すぐに辞めても何とかなる

新卒時代の出来事を正直に話してみました。

新卒ですぐに辞めるなんてリスクは大きいみたいな記事を見かけることもあるのですが、わたしは全くそう思いません。

自分の身体がSOSをあげる前に危機回避することが大事だと言い切れます。

その後も何度か転職活動をしてしまいましたが、当時よりも何十倍、何百倍も気持ちよく働けていることも事実です。

結局、なんとかなります。

ただ、新卒の場合は中途に比べて辞めるまでに相当時間がかかると思います。

中途も同じですが、止めが入るのはほぼ当たり前。

最悪、罵倒されるかもしれません。

ですが、そもそも罵倒や否定なんてする会社にずっとい続けても身体に悪いだけ。

退職すると決めたら大変だと思いますが、負けずに強い意思を持って立ち向かってくださいね！

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