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「正社員疲れた…」HSPの私が、派遣社員に切り替えてから心が安定した理由
私は20代で転職活動を繰り返し、正社員を4回経験しました。しかし、HSPの性格も強いからか正社員でいることに疲れてしまい、29歳で派遣社員に切り替えることにしました。
派遣社員になってから半年以上経ちますが、正社員で働いていた頃に比べてだいぶ心が安定したように感じます!
この記事では、
「正社員もう無理」
「正社員疲れた」
と思った私が派遣社員に切り替えた理由や、切り替えて感じたこと、特に変わらなかったことについて体験談を話します。
- 正社員だけど派遣に変えるか悩んでいる
- 正社員にこだわらず、他の働き方を検討している
上記に当てはまる方は、少しでも参考になるのではないかな?と思ってます!
正社員もう無理かも。その理由は?
私は20代の中で4回正社員を経験してきたのですが、転職しても正社員ならではのしんどさは解消されませんでした。
正社員じゃなくて他の働き方を見つけてみようと決断したきっかけは、私自身のプライベートの変化。
表向きとしては「結婚」が理由で今までとは違った働き方に転換したいと派遣会社には伝えてましたが、実際は正社員に疲れたから。
一度違う雇用形態に変えて、正社員から離れたいと思ったことが本当の理由でした。
そこで正社員から離れたいと思った理由を細分化してみたところ、以下の5つに分けられました!
- 責任が重くプレッシャーがかかるのが精神的ストレスだった
- 会議が多いのしんどかった
- 主体的に行動を起こさないといけなかった
- 社内に苦手な人がいても仕事上関わらないといけなかった
- 出世とか昇進とかしたくなかった
ちなみに職歴が多いので、私が「どんな仕事をしていたのか興味ある!」って方は以下の記事で詳しく紹介しています。
ぜひチェックしてみてくださいね!
仕事の負担や責任が重く、精神的にストレスを抱えていた
「責任がない仕事なんて一つもあるわけない…」と分かっていても、正社員だからこそ任される仕事があったり、その仕事の責任が重かったりと、勝手にプレッシャーを感じてしまい、それが精神的にストレスになっていました。
私の経験の話になりますが、とあるWebサイトのプロジェクトにエンジニアとして所属していた頃、実質私1人しか担当のエンジニアがいない…って時がありました。
もう1人いたけど、業務委託系フリーランスだったため社内にいないことも多かったんですよね。
あれやこれやと依頼が入り込んでくる業務についても、結局対応できるのが自分しかいないのでうまく断ることができず、何でも引き受けてしまいました。
抱える業務が増えているにも関わらず、責任感の強さから
完璧に終わらせないと!
と自分で自分を追い込んでしまう始末。ストレスが増えるばかりでした。
他にも、誰にも頼れないプレッシャーや、相談できる人もいないので作業が進まず、周囲からの「いつできそう?」っていう圧力がかなり精神的なストレスでした。
仕事の進め方にも問題があったんだろうなと…後になって思うこともありますが、当時の自分はこれで一杯一杯でした。
本来であれば、仕事を通じて成長を感じたり仕事の楽しみを見いだせたりするものだと思いますが、プレッシャーに押しつぶされそうな状態が続いていました。
次第に「正社員辞めようかな」と感じるようになりました。
HSPの私が正社員が向いてないと感じたポイント
- 「完璧主義な性格」から、ミスなくこなそうと頑張り過ぎてしまう
- 「気を遣い過ぎる性格」から、何でも引き受けてしまい自分で自分を追い込んでしまう
- プレッシャーに押しつぶされそうな感覚がずっと続き、仕事が楽しい!成長している!実感はもはや0
会議が多いのしんどかった
正社員って会議多すぎないですか…?
私は会議多いと思ってます。笑
HSP関係あるのか分からないのですが、会議の時間って本当に苦手なんですよね。
1対1ならまだしも、それ以上人数が入ってくると発言する前に「あれ言ったらまずいかな」「どう言えば伝わるかな」と過剰に考え過ぎてしまい、上手く発言できずに毎回終わります。
周りの話を聞くことは全然苦痛に感じないのに、自分の意見は言えずモヤモヤ…。
会議の前は憂うつな気分になったり、心臓バクバクしたりと、会議のことばっかり考えて仕事どころじゃないことも。
会議が終わったら終わったで、1人反省会。
会議のことばかり考えながら毎日過ごすよりも、作業に時間を当てたい。
HSPの私が正社員が向いてないと感じたポイント
- 単純に会議が嫌い
- ずっと会議を乗り切ることばかり考えてしまい、作業に集中できない
- 空気読み過ぎて周囲の反応ばかり気にしてしまう
主体的に行動を起こさないといけなかった
誰かの下について行動するのではなく、主体的に行動を起こさないといけないのが正社員です。
最初のうちは業務を知るためにも誰かの下で働くことは当たり前かもしれませんが、日にちが経つと業務改善系とかプロジェクトに抜擢されて主体的に行動しないといけないケースは増えていきます。
部署内に限らず、他部署や外部など周囲を巻き込まないといけないこともあります。それが苦痛で仕方ありませんでした。
前職では外部ツールを導入するにあたり、外部の営業と商談組んで話聞くことも多かったのですが、自分がセールスするわけではないのに営業の話に対して質問するのも苦痛だったし、それを社内に持ち帰って上長に報告するのも苦痛でした。
社会不適合者なのか、単にコミュ障なだけなのか…。笑
正社員をしていると、常に相手の顔色を伺いながら仕事をしないといけない場面って多い気がするんですよね。
この時感じたのは、HSPって「縁の下の力持ち」タイプなんだってこと。
まだまだ人生長いし、無理に正社員で頑張ろうとせず、力を抜いて「縁の下の力持ち」タイプとして仕事をしたい。
HSPの私が正社員が向いてないと感じたポイント
- 周りを巻き込む力がない
- 主体的に行動するにも相手の顔色を伺い過ぎて疲れる
- 縁の下の力持ちでいる方が向いてる
社内に苦手な人がいても仕事上関わらないといけなかった
仕事をしていると「人間関係」の悩みは付き物ですよね。
特にHSPは人一倍敏感なので、人間関係に疲れを感じやすいのでは?と思います。
正社員だと自分の部署のみならず、他部署や上層部の人と関わることもありますし、外部とのやりとりも増えていきます。
それがどんなに「苦手」な人であっても、正社員は仕事だから!と割り切って上手く付き合っていかないといけなくなります。
それが、正社員をしていた頃の私にとっては苦痛でした。
いちいち人の感情を読んでしまい、気疲れのオンパレード。
限られた人との関わりだけで良いので、仕事上関わらないといけない人間関係を狭めることによって、少しでもストレスフリーに働いてみたいと思ったのも理由の一つです。
HSPの私が正社員が向いてないと感じたポイント
- 気遣い屋で、特に「人間関係」に疲弊していた
- 極力仕事で関わる人間関係を狭めて、少しでもストレスを減らして働きたかった
出世とか昇進とかしたくなかった
今の時代はHSPに限らず、出世や昇進をしたくない人が増えてますよね。私もそのうちの1人。
もちろん、出世すると給料がその分貰えたり新たな成長が見込めたりと、今後においてプラスになる部分もあるかと思います。しかし、プライベートな時間が取りづらくなるのはしんどいです。
残業が続いたり休日であっても社内チャットが鳴ったりと、正社員ですらプライベートの時間が取りづらい日もあったのに…。
出世した場合、休み中でも仕事を気にしないといけない時間がその分多いのかな?って思ったら耐えられない…!!
そもそも渡り鳥のように転職を繰り返している時点で、出世や昇進はほぼないようなものだと思いますけどね。笑
そして、人の上に立つってことは責任も大きくなると言うこと。責任やプレッシャーに弱い自分にとって、出世や昇進は自分で自分を鞭打ってるようなもの。
会社に縛られず、専門スキルを磨き上げながらもやりたいことをやって、のびのびと生きていきたいですね。
HSPの私が正社員が向いてないと感じたポイント
- プライベートな時間が削られるのが嫌だ
- 責任がより重くなるのはしんどい
- 会社に縛られたくない
派遣社員へ転換!なにが変わった?
私は大学卒業して7年半ほど正社員を続けてきましたが、正社員の終止符を打ち、派遣社員に雇用を変えました。
派遣に転換して半年以上経ち、正社員と比べて何が変わったのかを整理してみました。
- 作業に集中できるようになった
- 残業した分は給料に反映してくれる
- ほどよい距離感が保てる
- 契約外の仕事は断れる
- 気軽に派遣先を変えられる安心感
作業に集中できるようになった
派遣社員になってから、会議の頻度がグッと減り、作業に専念できるようになりました。
これが私にとって1番大きかったかな!と思ってます。
正社員の場合、頻繁に会議が発生します。私自身も正社員の頃は会議が多かったのですが、派遣先の正社員もやっぱり会議多いんですよね。
当時は1日を振り返ってみた時に、作業する時間よりも会議している時間の方が多い…なんて時もありましたが、派遣社員になってからは必要最低限の会議しか参加しなくて良くなったので、作業時間をたっぷりと確保できるようになりました。
その分やるべき仕事に集中して取り組めるので、作業を早く終わらせられたり、空いた時間で仕事の効率をあげるための業務整理や後回しにしていた仕事ができたりと、効率よく仕事ができるようになったなぁと感じました。
HSPの私が派遣社員になってよかったと感じたポイント
- 集中してタスクと向き合える時間が増えたことによって、業務効率化や生産性UPにつながった!
残業した分は給料に反映してくれる
残業した分は給料に反映されるようになったことも、派遣社員になって良かったと思えた理由の1つです。
正社員でも働いた分だけ残業代が出る会社は多いと思いますが、今まで正社員で勤めていた会社は「見込み残業代」が月収に含まれている会社だったため、いまいちモチベーションが上がりませんでした。
基本給が低く見込み残業代が入ってなんとかカバーできてることが多かったので、見込み残業の手当に頼るのは良くないですね。
派遣社員になって時給制+残業が発生した分だけ残業代が得られるようになってからは、月収は正社員時代よりもらえてます。
正社員はボーナスがあるって言いますが、ボーナスが出る会社に勤めたことがないんですよね…。
派遣先や職種によって給料が異なるので個人差はあると思いますが、私の場合は派遣社員になったことで給料が上がりました!
しかし、給料が増えるからと言って残業しすぎると派遣会社から連絡来ちゃうので、残業はほどほどに。
HSPの私が派遣社員になってよかったと感じたポイント
- しっかりと超過した分の残業代支給されるので、見込み残業があった正社員時代よりモチベーションが高まった!
ほどよい距離感が保てる
派遣社員であれば、正社員ほど深く人脈を作る必要がないのも嬉しいメリット。
特にHSPで人間関係に悩みがちな私にとってはありがたいなぁ〜とひしひしと感じております。
正社員だと社内イベントへの参加はもちろん、他部署を含めた交流が多くなりますが、派遣社員は社内の人間ではないのでイベント参加は任意参加になります。
最初はちょっと寂しいかも?と思いましたが、「派遣社員だし!」って自分に言い聞かせ、会社での人脈づくりはあまり気にしないようにしました。なんだかんだ、数ヶ月経つと全然気にならなくなりました。
むしろ丁度いい距離感が保ててるので、HSPの私にとってビジネスの関係でいる方が合ってるのかもと思うようになりましたね…!
その時にいた職場でどんなに仲良くしていた人であっても、転職しちゃうと関係はそこで終わり。
転職しても前職の人と仲良しで今も会ってる!っていうパターンは限りなく少ないので、職場の人間関係は浅めでも良いと私は思ってます!
HSPの私が派遣社員になってよかったと感じたポイント
- 派遣社員の場合は必要最低限の人間関係のみ築けば良いので、その分人間関係の悩みは少なくなった!
契約外の仕事は断れる
契約外の仕事が降ってきた時にSTOPを出せるのも、派遣社員ならではのメリットだなぁと感じました!
正社員だと想定外の業務であっても対応しないといけないことも多いはず。そうなると仕事量が増えるので、最悪残業して終わらせないといけないこともあるでしょう。
抱える仕事が多くなるほど、仕事が終わらずしんどいなって思ってしまいますよね…。
もちろん派遣の立場であっても振られた業務が対応できそうな内容で、かつ時間に余裕があれば契約外の仕事であったとしても多少引き受けてもOKです。
ただ、契約外の仕事が原因で本来片付けないといけない仕事が終わらないのは本末転倒。
派遣社員だと契約外の仕事があれば直属の上司に相談することで断ることができます。元々、契約外の仕事をさせるのは派遣法に違反してますからね。
もし直接言うことが難しい場合は派遣会社の営業担当から伝えてもらえるので、そのあたりは安心して働けるのではないかな?と思います。
私は断りづらい性格もあって引き受けちゃうケースが多いんですけど、その分時間に余裕を持たせてもらったり、優先順位が低い仕事を後回しにさせてもらったりと融通を効かせてもらってます。
HSPの私が派遣社員になってよかったと感じたポイント
- 基本は契約範囲内で働けば良いので気楽。ただ、契約外の仕事を依頼された時はSTOPをかけることができる!
気軽に派遣先を変えられる安心感
もし派遣先の会社が嫌だった時に、気軽に派遣先を変えられるのも良いですね!
たくさん転職してきたからこそ、転職活動の大変さは本当によく分かります。
正社員で転職する場合は1から会社を見つけてエントリーや面接などの数多くのステップをこなさないといけませんが、派遣社員であれば派遣会社が派遣先を紹介してくれたり、派遣会社の求人検索から自分に合う派遣先を探せたりと、転職活動のハードルがグッと下がります。
だからと言って短期で派遣先を変えるのはどうかと思いますが、現在の派遣先がどうしても不満だった時は契約終了し、比較的簡単に職場を変えられるっていう保険があるだけでも安心感が大きいなぁと感じました!
HSPの私が派遣社員になってよかったと感じたポイント
- 転職活動のハードルがグッと下がるので、1つの会社で長続きしない私にとって気軽に職を変えられるのはありがたい!
派遣社員になっても変わらなかったこと
正社員から派遣社員になったことで、得られたメリットはたくさんありました。
しかし、派遣社員になっても変わらなかったこともありました。当たり前のことですが、こればかりは雇用形態を変えても悩みは変わらないんだなと思いました。
- 日によっては作業がキャパオーバーになりがち
- 結局責任の重さはどこ行っても同じ
- 人間関係の悩みは付き物
日によっては作業がキャパオーバーになりがち
忙しい時と忙しくない時で波はありますが、派遣社員であっても忙しい時は本当に忙しい!ってことが分かりました。
業務調整できるにしても、作業内容によっては今日中に終わらせないといけない仕事もあり、量が多ければ多いほど抱えきれなくなってキャパオーバーして、結局残業することになる…なんてことがありました。
職種や派遣先によって忙しさは異なりますが「時にはたくさん仕事が降ってくることもある!」と覚悟しておいてもよさそうですね。
もし、忙しい日が何日も続く場合は直接上司に相談するべきですが、そうでなければ多少残業が発生したとしてもグッと堪えて仕事を終わらせられるように乗り切りましょう!
- 忙しい時とそうでない時の波があるのは仕方がない!しかし、何日も忙しい日が続くようであれば相談を!
結局責任の重さはどこ行っても同じ
当たり前ですが、派遣社員になったから責任が軽いものしか依頼されない!ことはあり得ません。
どんなに小さな仕事であったとしても、少なからず責任は伴うもの。雇用形態関係なく、仕事をする以上は責任が求められるので、与えられた仕事は着実にこなすように心がけましょう!
また、派遣先によっては正社員と同じ業務を任されたり、人不足や派遣社員の出来具合によっては重い仕事を任されたりするケースもあるかと思います。
ですが、派遣社員は仕事の責任は求められたとしても売上や成果の責任は求められないので、その分正社員よりは負担が軽いはず。
私自身、派遣社員であっても責任が重い業務を任されることもありますが「経験は宝!」と言い聞かせながら頑張り過ぎず、無理のない範囲で仕事を引き受けるようにします。
心に余裕がないほど責任が重い仕事を任される場合は先ほど述べた通りキャパオーバーしているので、すぐに上司や派遣会社に相談しましょう!
- 仕事の責任は正社員も派遣社員も変わらない!!!!
人間関係の悩みは付き物
人間関係の悩みはどこへ行っても変わらないですね…。
むしろ、職を変えると必ずと言っていいほど職場の人間関係に悩みます。
派遣社員になると関わる人が限られてくるので、正社員ほど人間関係に悩まないんじゃないかな?って思ってたのですが、そんなことはなかったですね。何度も転職しているので、もはや慣れっこです。
派遣社員を続けた場合、契約が3年縛りなので1つの会社に3年以上いられず他の派遣先へ行くことになると思います。
きっとその先でも人間関係に悩むはずなので、人間関係の悩みは付き物だと割り切っちゃうしかないですね!
- 雇用形態を変えても、職場を変えても必ず人間関係の壁に当たる。そういうものだと割り切るしかない!
結論、正社員より派遣社員の方が働きやすい。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
正社員を辞めた理由や、派遣社員になってから変わったこと・変わらなかったことを長々と綴ってきましたが、結論
正社員より派遣社員の方が圧倒的に働きやすいです!
派遣社員に変えたことで働きやすさが格段と上がりました。
最初は正社員でいることが当たり前だと思っていた私でしたが、勇気を出して正社員から派遣社員に変えて良かったなと今となっては実感しています…!
特にHSPの方は気遣い過ぎたり常に周囲を気にしてアンテナを張ってる状態だったりと、非HSPの方に比べて疲れやすく、仕事へのストレスを抱えがち。
もし現時点で転職を考えている方がいらっしゃれば、正社員の働き方だけに固執せず、他の働き方を検討してみても良いかもしれませんよ!